押し入れ!惜しい!!

 

戸建てにお住まいのSさん。

1階リビング横の「和室・押し入れ」に、ついついモノがたまりがちでお悩みでした。

和室と洗面所が隣接しているため、押し入れ内の湿気も気になるそうです。

 

風通しを良くするため、ふすまを外しカーテンレールを着けたり、奥行きを活かせるようカラーボックスなどを使ったりと、

とても工夫されています。

 

何が入っていますか?とお伺いすると、

衣類やストック品が多いのですが、たぶん処分した方がいいモノもかなりあると思います!との事。

 

押し入れは高さ・幅・奥行きがあり、かさばるモノも収まる貴重なスペースですが、広い分目線が入りにくく、

また、片付けに取り掛かるのに、なかなか面倒に感じる場所ですね。

 

 

ついつい手前や、見えるところにモノを積み重ねてしまい、どこに何があるかわかりづらい。。

あまり使わないモノも、「とりあえず押し入れに」になる。。

スッキリとどこに何があるかすぐわかる、湿気も逃がしやすい押し入れをゴールとし

まずは整理から!

 

押し入れ内のモノを全部出し、種類毎に分けながら全体量を見ていきます。

 

下段の奥からはお写真や年賀状など「思い出のモノ」がたくさん出てきましたが、やはりかなり湿気の影響を受けていました。

アルバム類もあまり見ないということでしたので、2階での管理をご提案。

そして、かなりのスペースを占めていたのが、紙袋やラッピング袋、梱包材。

お買い物やネットショッピングで意図せず家に入ってくるモノで、キレイなので何となく捨てずに置いておかれる事が多いモノ達です。

フリマアプリを頻繁に利用されているわけでなく、たまっていく一方なので、見直し!

利用し辛いモノや、しわになってしまったモノは迷わず手放されました。

カゴに入るだけ、紙袋一つ分だけと適正量を決め、定位置で管理すると取っておく「要・不要」の判断がしやすくなります。

不要なモノは手放し、使用頻度の低いモノは2階の収納内へ移動して、スッキリ!

奥の収納用品を少し前に移動し、余白を多めに取ることで、風通しの良い押し入れとなりました。

 

「収納」をとても工夫されていましたが、ついついモノを押し込みがちで「整理」が追い付いていなかったSさん。

今の暮らしに合ったモノの量や、使用頻度をお伺いしながら、押し入れに収めるモノを選んでいただきました。

不要なモノがたくさんあるかもとおっしゃっていましたが、処分されたのはごみ袋1袋程度。

「要・不要」の判断もとても早く、2時間程で作業は完了。

お家全体の収納を使い切ることで、1階の「使いやすい場所」にある押し入れが、ぐっと「使える場所」になりました。

ストック品は種類ごとにまとめると在庫管理がしやすくなり、買い忘れ・買いすぎを防ぎます。

また、「ティッシュのストックはこの場所!」など定位置を決めておけば、家族それぞれが必要なときに補充ができます。

 

今よく耳にする「名もなき家事」も整理収納で「見える化」すれば、時間の余白も生み出せます!