整理収納オタクの実証実験
& STORAGEメンバーは、お客様により良い整理収納サービスをお伝えするため、
【人とモノと収納】を軸に、実験検証を行っています。
クローゼット収納、
ハンガー掛けだと楽なのか?たたむ収納のメリットは?
そんな視点から、同じクローゼットで収納アレンジを考えてみました。
【パターン①】 クローゼット収納、基本的な「掛ける」と「たたむ」で衣類を収納します。
クローゼットは幅88㎝×奥行54㎝。枕棚下から床面までの高さは170㎝。
ハンガーパイプや棚板も高さを可変できるタイプです。
ハンガーに掛かっている衣類は61枚。
(ジャケット・6 トップス・7 ボトムス・29 ワンピース・10 アウター・6 セレモニー・3)
衣装ケース「Fits」(幅39㎝×奥行53㎝×高さ23㎝)の中は、それぞれトップス30枚、ボトムス11枚。
全部で102枚の衣類が収納されています。
ハンガーパイプの衣類は、ほぼ100%の収納率で入っているので、
オフシーズンのモノは枕棚に移動し
クリーニングや外部の預かりサービスを利用し70%から80%の収納率にすると、
掛ける収納も選別や取り出しがしやすく、しわを防いでくれます。
空いているスペースは、バッグや一時置きの衣類を置く場所。
このようによくご提案するのがパターン①の収納です。
【パターン②】 クローゼットを開けて、さらに引き出しに「たたんで入れる」が面倒なんです。
たたむのが苦手というお声もよくお伺いします。
ハンガーパイプを下段にも配置し、上下二段に掛ける収納パターンはいかがでしょう。
衣類は96枚収納されています。
たたまないので衣類のしわもつきづらく、何よりクローゼットを開けただけで何がどこにあるか一目でわかります。
ハンガーパイプが設置できない場合、ロングコートやワンピースなどの長物をもっとかけたい場合は、
上段のパイプハンガーに「ブランコハンガー」を掛け、上下二段になるスペースを作るという方法もあります。
ブランコハンガーは幅や高さを可変できるタイプもあるので、まだ上段のパイプハンガーには手が届かないお子様にも使える!アイテムです。
この方法なら自分でお洋服を選んでお支度することも促せますね。
【パターン③】 ドラム式洗濯機で乾燥まで行います。乾いた洗濯モノを、ハンガーに掛けたり、畳んだりする時間がありません。
とにかく洗濯モノが多く、干す場所や時間がなく、洗濯はすべてドラム式で乾燥まで。ガス衣類乾燥機をお使いのご家庭も増えています。
忙しいときは乾いた衣類をクローゼットに収納するのもおっくう。
後回しになってしまう事もありますよね。
そんな時はかごに投げ入れるだけのポイポイ収納で!
収納できる衣類の量は減りますが、家事の時短や気持ちの負担を減らすことができます。
画像にあるように、一番上の白いカゴには「小物類」、中段のベージュのカゴには「トップス」、下段のグレーのカゴには「ボトムス」など、ポイポイ入れる種類をカゴで分けておけば探しやすくなります。
衣類が中で埋もれてしまわないように、深すぎないカゴがおすすめです。
【パターン④】 趣味が多く、衣類の種類も色々です。とにかくクローゼット内の収納率をアップしたい。
クローゼットのサイズに合わせた衣装ケース、6個収まっています。たくさんの衣類を収めることができますよ。
パターン①の衣装ケースから換算すると、たたんで収めた衣類は衣装ケース1個につき約20枚。6個だと120枚。
掛ける収納は約60枚なので掛けるスペースより狭いにも関わらず、たたむ収納は掛ける収納の2倍!衣類を収めることができました。
もちろんアウターやジャケットなどは必然的に掛ける収納となり、比較は計算通りというわけには行きませんが、
たたむ収納で収納率はアップします!(このあたりの検証も行いました)
【まとめ】 ライフスタイルやお好み、洗濯方法によってクローゼット収納もアレンジを。
同じクローゼットでも使う人や、使う時期、変化に応じて収納をアレンジすると、ぐっと使いやすさがアップします。
アレンジのしやすさという点では、衣装ケースなどの選び方もポイントです。一段ずつ分けることができる、またスタッキングや買い足しができるタイプがおすすめです。
今回使用した衣装ケースは天馬㈱の「Fits」。 ロングセラー商品で積み重ねてもたわみにくい丈夫な商品です。
投げ入れ収納のカゴは、布製でハリのあるタイプ。
使わない時は折りたためるので省スペースです。
無印「ポリエステル綿麻混 ソフトボックス」
ケユカ:「Popyre たためるBOXII グレー L」
毎日の暮らしが整理収納の効果で「楽」に「楽しく」となるように、
実験・検証もすすめていきたいと思っています。