2024年
皆様 本年もよろしくお願い申し上げます。
新年明けて早々に甚大な被害をもたらす震災により、被災されました皆様、ご家族様に心よりお見舞い申し上げます。
未曾有の事態に、命を守ること、また、その後の避難所での生活など戸惑うことばかりかと思います。
私も、阪神大震災で被災しており、当時学生だったとは言え、ゴーっという地鳴りと共に、ベッドがトランポリンのようにドーンと縦に揺れた感覚や、その後、部屋から出るのにドアが開かず、ありえない場所からドアの前に家具が飛んできてドアを塞いで部屋に閉じ込められたこと、家も街も一瞬で景色が変わったことを感じました。
家は建っていたものの、余震でいつどうなるか分からない不安で、避難所で一夜を過ごしました。
近くの公民館で休みましたが、その夜高熱を出してしまって…
当時は両親に守られていましたが、余震のたびに恐怖でした。
ライフラインが途絶え、復興までの時間は想像以上にかかります。
水、電気、ガスがない暮らしに何が必要か?
当時の経験を無駄にしないように、今、整理収納という『家』を整える仕事をすることで、お客様に伝えていきたいと思っています。
▪️防災と減災
毎日過ごす家は、不便を当たり前に受け入れていたり、危険に気づかず暮らしていることがあります。
自宅は慣れと習慣で営まれているので見直すことが難しい。
高い場所にあるもの
足元に置いたもの
家具のレイアウトによって通路を塞ぐ
落下や転倒など、実は震災の負傷の多くは家の中で起こっています。
防災・減災のための家づくり、これも私たちに求められる仕事です。
フールプールフ、人がミスしようとしてもできないようにする工夫
これは震災など人がパニックになった時、咄嗟にイレギュラーな動きをしたりしますが、そのような時にも、事故やトラブルにならない仕組みを作ること…を家づくりから行うことで、安全を確保できる、減災に繋げることを目指しています。
ただ空間を整えるだけでなく、安心安全な日々を守るために、私たち&STORAGE では取り組んでいます。
今回の震災を目の当たりにし、一層、家の安全と暮らしの快適さを叶えられるように、私たちも取り組んでいきたいと思います。
本当に微力ではありますが、&STORAGE では日本赤十字を通して石川県へ義援金を今後の復興に向けて送り続けます。